近年、世界的に食料やエネルギーが大きな曲がり角を迎えている中、埼玉県においても農山村の少子高齢化や過疎化の問題が高まり、農山村と都市との関係は大きな変化が求められています。また、都市住民を中心に、「自然や農林業とのふれあい」、「農山村での体験交流」などに対する関心が高まっており、農山村を活性化する大きなチャンスが訪れています。ライフスタイルや時間の過ごし方の多様化、食に対する安全・安心や健康への関心の高まりなども、農山村にとっての追い風となっています。
こうした動向を受け、埼玉県の特徴である都市と農山村が近接している点や、多様な歴史・文化が保存されている点などを活かしながら、グリーン・ツーリズムの基本である都市と農山村との交流をこれまで以上に推進することで、地域の活性化を図ることが可能になります。
そのためには、企業やNPO法人、教育機関等との連携を密にすることにより、関連する幅広い情報を収集・整理し、適宜、広範囲にわたって発信していくことが必要です。また、都市住民の受入態勢を整備するため、関連施設間での積極的な連携、幅広い人材活用や育成、企業との協力により、継続可能なビジネスとして成り立つようなグリーン・ツーリズムの仕組みづくりが重要な課題となっています。
そこで、会員相互の情報の共有化や、新たな実践者等の人材育成、ビジネス化の推進、情報発信機能の強化などを図り、行政と協働しながらグリーン・ツーリズムを推進するため、「埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会」を設立することとしました。
近年は、里資源に恵まれ、しかも首都圏近郊の埼玉ならでの立地を活かしたグリーン・ツーリズムのコンセプトを「ちょ田舎・彩の里ツーリズム」として訴求しています。関連づけて、里の資源を多角的に活かした取り組みを「里業」として、里ならではの環境や景観の魅力を「里並み」としてアピールしています。
※里ツーリズムは、里にある地域資源(ヒト・コト・モノ)を多角的に活用し、地域の活性化をめざしておこす地域主体のツーリズム。その背景には、山林・農地の減少・荒廃、世代を超えて身近な自然や農と食に関心をもつ人達の増加、大都市近郊における里の相対的価値の向上等。
2017年、本協議会を設立して10周年を迎えました。これまでの歩みは事業内容を紹介した「パンフレット(2017年版)」をご覧ください。
設 立
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平成20年10月17日 | |
目 的 | 本協議会は、埼玉県におけるグリーン・ツーリズム(農山村における体験・交流活動)を推進するため、会員相互の連携による多様な事業を企画・展開するとともに、ビジネス化の促進を図り、もって都市と農村の交流等による地域の活性化に資することを目的とする。 | |
事 業 |
グリーン・ツーリズムの啓発・普及に関する事業
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役 員 | 会長 | 齋藤章一 |
理事長 | 毛塚宏 | |
副理事長 | 山本正史(事務局長兼務) | |
理事 |
稲田滋夫 荻原知美 渡辺新一 野村恵美子 石井清充 八巻秀房 中原幹男 |
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監事
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川鍋美智子 諸田三比呂
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事 務 局 |
〒355-0017 | 埼玉県東松山市松葉町3-2-5 山本あて |
TEL | 0493-22-4162(事務局:山本) | |
FAX | 0493-22-4460 | |
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行政窓口 |
埼玉県農林部農業ビジネス支援課 | |
〒330-9301 | 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1 | |
TEL | 048-830-4093 | |
FAX | 048-830-4830 |
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